2012年10月30日
妖怪猫男とは
自宅から少し歩いたところに、大きめの公園がある。
そこには各所に猫のコロニーがあり、定期的に猫人達が貢物を運ぶ。
「たまには猫の様子でも見に行くか」
少々の猫エサと、ホットドックを持って散歩。
来たのは公園のはずれの人気のない一角、ここで昼飯とする。
昼飯が終了した頃、やたら馴れ馴れしい黒猫が登場。
どうやら2年くらい前に見かけた仔猫のようだ、今は丸々堂々としている。
少量のエサをあげると、距離をおいて半黒半サビの阿修羅男爵みたいな仔猫が走り回っている。旧仔猫の子供だろうか。
新仔猫にもエサを与えると、完食後にそそくさと草むらに隠れてしまう。黒猫はすでに行方不明。
少しエサを置くとまた新仔猫が現れ、完食後にまたそそくさと草むらに隠れてしまう。
そんなことを繰り返していると、人間の母子(幼児)が現れワクテカしている。
残りのエサを置き、「またじきに現れるよ」というと、母親に感謝されてしまった。
その場を離れ、少し歩くと、子供のはしゃぐ声が聞こえた。
猫親子の目に人間母子の姿はどのように映るのか。
人間子供の目に私の姿はどのように映るのか。
さしづめ 「妖怪猫男」といったところであろう。(阿修羅男爵随筆)
Filed under: 未分類 — ぽんきち 12:08 AM